小林正法さん 第81回日本心理学会大会学術大会優秀発表賞 受賞

博士研究員の小林正法さんと真田原行さん,片山順一教授,大竹恵子教授が日本心理学会第81回大会学術大会優秀発表賞を受賞しました。

日本心理学会第81回大会学術大会優秀発表賞は,ポスター発表のうち,優秀な発表に贈られる賞です。

本研究では,音楽聴取によるノスタルジア状態喚起を用いて,ノスタルジアを感じている状態の生理的特徴を明らかにすることを目的としました。懐かしい曲と新しい曲の2曲を聴取してもらい,その際の脳波,心電図,皮膚コンダクタンス水準(SCL)を測定しました。実験の結果,心拍変動の高周波帯域(%HF)において,ノスタルジア状態喚起条件の方が統制条件よりも%HFが低下していました。この結果は,ノスタルジア状態喚起に伴って自伝的記憶が想起されたことを示唆しています。

【発表タイトル】 ノスタルジア状態の生理的特徴——音楽聴取によるノスタルジア状態喚起を用いて——
【学会名】日本心理学会第81回大会
【発表者】小林正法(関西学院大学文学研究科・応用心理科学研究センター)・真田原行(関西学院大学文学研究科・応用心理科学研究センター)・片山順一(関西学院大学文学部・応用心理科学研究センター)・大竹恵子(関西学院大学文学部・応用心理科学研究センター)

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