日時:2018年8月23日(木)14:00-17:00(延長する可能性があります)
場所:関西学院大学上ヶ原キャンパス ハミル館ホール
話題提供者:紀ノ定保礼先生(静岡理工科大学 講師)
テーマ:Rmarkdownの活用
企画概要:第3回CAPS統計ワークショップでは,Rmarkdownについてのチュートリアルを行います。Rmarkdownを用いることで,分析とレポート作成を同時に行うことができます。加えて,Rでの分析コードと分析結果の対応がわかりやすくまとめることができるだけでなく,うまく利用することで昨今問題となっている再現性の確保にも繋がります。
報告:Rmarkdownと呼ばれる,Markdown記法を用いてR上でドキュメントを生成するシステムについての説明が行われた。Markdown記法とは,簡略化した記述でhtml言語を表現できるという特徴がある。Rmarkdownは,レポート作成,プレゼンテーション作成などの様々な報告に用いることができる。Rmarkdownでレポーティングを行うことによって,手作業が介入する機会を減らし,(同一のデータ形式であれば)自動化された分析とレポート作成を導入することができ,データ分析の再現性の向上に繋がる。また,再現性の確保という点ではバージョン管理も重要であり,そのツールとしてGitとGithubについても紹介した。
本WSは,実習形式としてRmarkdownを作成しながら行われ,フロアとの質疑も活発に交わされ,盛況にて終了した。